この秋篠寺は、奈良市北部の京都との県境にほど近い場所にある。
周りは閑静な住宅地であるが、200mほど離れた場所に競輪場があり、
開催期間中はちょっと風情に欠けるのが難点。
お寺の周りの道は狭く、奈良時代の道の狭さのままである。
そのため、大型観光バスなど入れず、団体ツアー客はほとんど無い。
秋篠寺は、ここへ来たい人だけが来る所です。
だから、落書きなど無く、訪れる人のマナーも良い。
庭の苔の深さは、今まで見たどの苔よりも深く、
過度に手入れされない自然さも平安以降の庭園とは違う趣を持ち、
大台ヶ原付近の山奥深くの苔と同じ景色を見ることが出来ます。
その庭の雰囲気は、前の記事の写真を見てください。
お寺の規模の割に有名なのは、
天皇家・秋篠宮ゆかりの寺院である事ですが、
たまに秋篠宮ご夫妻が訪れておられます。
でも、この南門のボロい事といったら・・・。
歴史的価値の重要度が低い建築物だとは思うのですが、
他の文化財建築物との修復度合いの差は情けない程です。
これが日本の文化財保護の現状です。
点で修復はするが、線で見ていない。
Ranking参加中 SIGMA DC 18-200mm 1:3.5-6.3 ※撮影場所: 奈良市/秋篠寺
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一月末の秋篠寺。
冬でも鬱蒼とした常緑樹に空を覆われたこの庭では、
分厚い苔が織りなす緑色の絨毯の色があせる事はない。
Ranking参加中 SIGMA DC 18-200mm 1:3.5-6.3 SILKYPIX Developer Studio 3.0/コントラスト調整 Ranking参加中 ← ランキングに参加中!よかったらクリックしてやって下さい。
京都も奈良も、景観云々と、わけもわからずに言う人が多い・・・。
ビルの高さも邪魔になるんだろうが、景観とはなんだ?
街並みの色の統一感の無さは?
古都としての景観保護計画は?
ビルの高さ制限よりも
もっと景観保護として必要な配慮に欠けている事は数多い。
行政が積極的な景観保護をやる気がないのは目に見えて明らかだ。
既存の建物、看板、インフラ等・・・。
手を付けるべきはそこなのだから。
Ranking参加中 SIGMA 70-300mm APO 1:4-5.6 ※撮影場所: 奈良/薬師寺の東、佐保川の土手より
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